member…小泉 小林 古屋 嶌村 三枝

text…三枝

 

 

5月29日、午前九時。神奈川は横浜市の南、福浦岸壁に集った男たちは魚に飢えていた。(前日から釣りをしていた不届き者達を除く)

 

↑まさしく不届き者。山岳用250ルーメンのライトで小泉大先輩の目を潰そうとした 。

 

 

思えば、この釣行が本格的に準備段階に入ったのはその一週間ほど前の事であり、ちょい投げで釣れそうなシロギスをメインに、根魚系をぼちぼち・・・というのが理想的な展開であった。

 

 

朝まずめのこの時が不届き者二人の最高潮であったと思う。

 

前日夜から釣り糸を垂らしていたジャンキー学生二名は予定通りカサゴ、メバルなどをぼちぼち釣って、すでに集合時間には微妙な満足感と日差しにやられて昇天寸前であったものの、死力を尽くして29日参戦勢に投げ釣りのレクチャーをこなし、僕はいつしかお昼寝。小泉先輩は黙々と釣りをお続けになられた。''SUGOI''。

 

 

暑くても釣れるとテンションが上がる、狩猟本能に目覚めた男たち

 

しかし、蓋を開けてみれば、メインのシロギスが大不調。肌を焼く極悪紫外線に身を晒しながら一生懸命参加メンバーは努力したものの、海水バケツの中では「シロ」とは程遠い茶色い地味な魚が跋扈する異空間が形成された。

 

しかしながら、何とか29日参戦組も全員メゴチを釣り上げ昇天。

僕は、昼のコンビニ買い出しの時に波間に見えたダツにルアーを食わせようとした記憶があったが、釣れたかどうかは忘れた。たぶん釣れた。メーターオーバーの10kgくらいあるやつ(記憶にないので適当)

 

暑すぎてフィッシングのスピリッツが消失したので撤収。

神奈川特有の赤い電車で仄かな磯の香りを身にまとったメンバー達は各地へ輸送されていった…。

 

でもやっぱり人と釣り行くのは楽しいですね。

 

あまり経験のなかったメンバーも、とりあえず魚が釣れて、「釣りはこんなもんだ」みたいなものが何となくつかめたのではないかと思います。

 

毎日釣り場の状況は変化していきますし、何回も釣りに行けば、一回くらい爆釣の日に当たると思うので、その時にがっちり釣って、ガッチリハマって

「「「一緒にジャンキーになろうや!!」」」(釣り具沼から高速で手招きしながら)