Text・・・水野正勝

member・・・水野、梶原怜

 

 釣りをしてるとね、他のことに手が回らなくなっちゃうんですよね。バランスとるって難しんすよ、マジで。釣りキチほどそう。ということで、しばらく釣りはバスに一本化。ほとんどビギナーです。同じくバス釣りを始めたがっていた、ただの変態・梶原氏と22~23と高滝に行って来やした。月曜全休の僕らは日曜夜出発で、混雑とは無縁であります。初めてアクアラインというものを通りやした。馬鹿話しながらあっという間に現地到着。ポイントを夜のうちに下見しておきます。順調、順調、と思ったら、やっぱり事件。車がドブにはまりました笑 西表島以来かしら。

 押しても引いてもウンともスンとも言わず。でも、こんな時も冷静でいるのが、今時の学生ってもんでしょう。冷静な梶原氏が傍に立ってるポイ捨て禁止の看板を見てポツリ。

「テコにすればイケんじゃね?」イケちゃいました。見事脱出。

 

二人して、夜中の道路で看板に向かって「ありがとうございましたっ!」と言う神秘的展開の後、記念撮影。「秀逸なアイデアだったね」とナルシズムに浸りながら就寝。

翌朝は、4時起き。最初のポイントではポッパー、ネコリグで探りますが、、、ムムム。

次は対岸に移動。梶原氏、不敵に笑いながら話題の怪魚ロッド、ブリストを取り出します。「やっぱ、男はベイトっしょ!」言ってから15秒後にベイトリールを家に置いてきたことに気づくという斬新なボケ。すっかりやる気をなくし、「一旦帰らね?」とほざく梶原氏を既読スルーしながら釣り再開。しかし、この直後、Lアクションスピニング・4lbナイロンにスピナーベイトというイカれたタックルでなんとファーストフィッシュ捕獲。名誉挽回。

焦る自分は、サイト狙いに絞って、岸辺の魚をサーチ。少し歩いたところで草の陰でウロウロしてた40アップを4"カットテールのノーシンカーでなんとか仕留めました。

朝食後に移動したポイントでも、ノーシンカー、ネコリグなどで右の魚を筆頭に4本キャッチ。しかし、午後、梶原氏が40アップを二匹、僕も一匹掛けますが、カバー絡みでラインブレイク。細糸の連続ブレイクに精神的に追い込まれた梶原氏は1500番のスピニングリールに20lbラインを巻いて、部室に置いてたボロボロのロッドでカバーを打ち始めました。(ツッコむのに疲れた)梶原氏の奇行虚しく、夕まづめは豆バス一匹。。。

ともあれ、初心者の僕らにも、ナイスフィッシュをもたらしてくれた高滝のポテンシャルに満足。18時にゆっくり帰途につきました。次来る時のタックルや釣り方についてあれこれ話し合いながら帰れるのも楽しいネ。