9/3~9/5 伊豆合宿 vol.2

member・・・近藤部長、水野、梶原

text・・・水野

式根島で数多の魚との死闘を経た立教釣り部(嘘)。心身疲れ果て、東京へと帰途につく仲間たちを見送った後、私・水野は近藤部長、梶原 怜と一緒に下田港へのフェリーに乗り込みました。近藤先輩の家にお邪魔して、伊豆でシイラ、青物とのエキシビジョンマッチを迎えることと相成ったのであります。フェリーに乗り込むやいなや、船室にぶっ倒れる三人(前夜は寝ずに釣ってた)。感覚的には一瞬で雨の降る下田港に到着。おびただしい荷物を持って近藤先輩の愛車、ハスラーに乗り込みます。

(下田港にあったエキセントリックな佇まいのたい焼き屋さん。食べたくないが、店主の顔は見てみたい。)

近藤氏。釣り部部長にして、部内屈指の変態。気づいたら脱いでいる。爽やかな外見には騙されないで。写真はシイラとファイト中・・・ではなく根にジグヘッドを引っ掛けて狂喜乱舞している図。ちなみにこの後引っ掛けたまま昼寝していた。

梶原氏。釣り部の台所担当。筆者に10匹くらいのマダコを全て生で食べさせようとしたマッドクッカー。脱ぎたがりの部長にインスパイアされ、着々と変態の階段を登りつつある。視力が悪いのか筆者と小泉氏の三人で行った西表島では、素潜り中に小泉氏を魚と間違えてモリで突き、危うく星にしかけた。

3日は釣りをせず、途中のマックスバリューでカップラーメンなどを買い込み、そのまま近藤宅へ直行!翌日に備えて、早めの就寝でした。

4日の午前4時ぐらいにぞろぞろと起きだし、コンビニに寄って朝食を買った後、部長一押しの磯に直行。手早く準備を整え、暗いうちに林の中を通って、磯に渡ります。釣り座を決めると、明るくなるまではラインシステムを組み、周りが見渡せるようになった頃にスタートフィッシング!部長はプラグ、僕と怜はジグを投げ始めます。途中、小さなカマスがジグにスレ掛かってくるなど、魚の気配は濃厚。と思った矢先、早速怜の投げていたジグにショゴがヒット。

この後も、近藤先輩の操るオーバーゼアーに大型のシイラがチェイスしてきたり、私にもイタチウオがヒットしたりと、濃厚な気配の中で、釣りを続けましたが、昼近くに入ると、ノー感じになったので、昼飯も兼ねてポイント移動。コンビニでご飯を買って、着いたのは8月にもシイラリベンジで訪れた漁港。・・・名前なんだっけ?

早速三人とも鼻をフーフー鳴らしながらジグを投げますが、時合いはまだ来ていないのか、この手の釣りに不慣れな二年二人は半裸でオーバーゼアーを投げまくっている部長を残して、近くのスーパーへアイスを買いに行きます。ここの奥さん、エクストリーム塩対応・・・。近くのベンチに座ってアイスを食べているうちに寝入ってしまった僕たち。

1~2時間ぐらい寝てたでしょうか、突然近藤先輩に起こされます。なんと、先端にシイラが回遊してきているそうな。部長は二本ほど釣ったとのことです。急いで、ロッドを持って行き、ジグをジャークしていると、私にヒット!

型は小さいものの、海中で青く輝くシイラの強烈な引きに私、大興奮でありました。

この日は結局後が続かず、早めに納竿して近藤宅で釣ったショゴとシイラを調理することになりました。

半裸族の部長を打倒すべく、パンツ一丁になって調理をし始めた梶原氏。安心してください、履い・・(以下略)。居酒屋でバイトしているだけあって、包丁さばきは慣れたもの。

ショゴ・シイラの刺身、シイラの唐揚げ。うんまそう!

食後に捕まえたコクワガタのオス。

さて、あれよあれよと言う間に最終日。といっても、帰りの時間を考えたら、釣りはできて、正午あたりまででしょうか。朝日に向かって、思い思いのルアーを投げる各自。

前日とは打って変わったように、チェイスもアタリもありません。そのうち、怜と部長はムラソイを狙って、テキサスリグやジグヘッドなどで底を探り始めます。私は依然としてジグを投げ続けますが、両者とも反応が得られない状況。それでも、シンキングペンシルに換えて沖合を探り続けていると、やっと私にシイラのチェイスが!二人に知らせようと、後ろを振り向くと・・・昼寝しとる!しかも、両者ともルアーを根掛かりさせたまま!仕方なく、そのまま孤独な戦いを続ける私。ジグの方が釣りやすそうですが、チェイスが観れるペンシルを根気よくキャストし続けます。1時間半くらい経ったでしょうか、二人も起き出してきて、キャストを始めます。私の手首もそろそろ疲労限界、といった頃、突然竿先が抑え込まれます。最後の最後にシイラが食ってくれたのです。嬉しい!

これまたそんなに大きくないサイズでしたが、嬉しい一匹でした。喜びすぎて、ルアーボックス全部海に落としました。

なんだかんだで、三人とも魚を手にできて、楽しい伊豆合宿でしたね!帰りは激ウマなラーメンを食べて、近藤先輩に送ってもらいました。

二日後には魔の沖縄旅が僕と梶原氏、そして次期部長の小泉氏の三人を待ち受けていたのでした。。。